【復刻再生・純正ステアリング №6】純正 日産 ブルーバード 510 SSS ハコスカ ケンメリ S30Z ウッド ハンドル『出品者ID artart195』


【前期型は国宝級の美しさ】
後期型は、スポーク背面に設置されたホーンボタンステーの先端に、クラッシュに備えた「裏打ち」が設けられていて、ステアリング表面からも確認できますが、前期型は、この、クラッシュに備えた「裏打ち」が存在しません。
この、僅かな違いですが、前期型は、ホーンボタンが空間に浮かび上がっているかのように見える事で、スッキリとした、凛した印象で、数あるステアリングの中でも、国宝級の美しさを感じてしまいます。
しかし、年式が古いだけに、この、前期型が「復刻再生」が可能な状態で入手できる事は、大変稀です。
その為、このステアリングは、当工房の家宝にしておきたいほどの希少価値のある品したが、出品致しました。


商品名
【復刻再生・純正ステアリング №6】 純正 日産 ブルーバード 510 SSS ハコスカ ケンメリ S30Z ウッド ハンドル『出品者ID artart195』

★「S30 フェアレディZ 純正 復刻再生ステアリング」も出品中ですので、よろしくお願い申し上げます。

商品の紹介
【新車当時装着されていた、新品時のステアリングの色艶を、そのまま「復刻再生」しています】
今日、中古車市場やオークションで目にする当時物、中古ステアリングは、四十年、五十年という歳月により、新車当時と全くと言ってよいほど別物になってしまっています。
夜のストリートを走っていると、ステアリングに街のネオンがキラキラと写り込む光沢とツルンとした心地よい質感、幻想的な淡い木目、これが本来の姿でした。

今日、中古車市場やオークションで目にする当時物、中古ステアリングは、木目がクッキリ見え、良く言えばウッド感が豊富です。
四十年、五十年という歳月を経たステアリングは、例外なく、このような状態ですので、これが普通、元の姿に思えてしまうかもしれません。
しかし、これは、顔料を含む塗膜が変色を伴い薄くなっている事に加え、木痩せにより、木目に凹凸が生じている為です。
新車当時装着されていた新品のステアリングは、本、「復刻再生ステアリング」のように、味わい深い、淡い感じの木目と、鏡面仕上げによる、ツルンとした手触りでした。
写真では、悪く言えばウッド感が少なく、プラスチッキーに見えるかも知れません。
しかし、幻想的な淡い木目、これが本来の姿でした。
新品の色艶を今日まで保持することができている、当方所有のステアリング(全く手を加えていないオリジナルのままの品)を解説欄に掲載致しておりますので、ご確認ください。
当方は、このステアリングを「復刻再生ステアリング」を製作する上でのサンプル(色見本)として使用致しております。
見比べていただけますと、「復刻再生ステアリング」が、オリジナルに忠実な色艶に再生されていることが、ご確認いただけることと思います。

従来の木製ステアリングの再生方法は、古い塗膜の上からクリアー塗装を施しているのが現状です。
40年以上の歳月を経た木製ステアリングは、変色だけでなく、木目に凹凸が生じる木痩せを伴って劣化しています。
従来の再生方法では、元の色艶をとりもどすことは到底不可能です。
当方は、中古ステアリングの塗膜を、すべて剥ぎ取り、工場生産ラインと同じ塗装工程を再現することにより「覆刻再生品」を実現しました。
往年の名車の「復刻再生ステアリング」は、おそらく世界唯一であり、車雑誌掲載により知名度が上がるにしたがって将来的にはプレミアも期待しています。

●「復刻再生」を可能にした理由
1. 当時物、純正ステアリングの、木部、スポークの塗膜をすべて剥ぎ取り、木地の状態に致しますので、この時点から工場生産ラインの第一段階と同条件の素材の状態になります。
2. 当方は、新品状態の色艶を保持することができた、当時物、純正ステアリング、「海老茶タイプ」と「黄茶色タイプ」の2本を所有していますので、再生ステアリングのサンプル(色見本)として使用することができます。
3. 当方が、これまで培ってきた美術工芸品等の製作技術を駆使し、純正木製ステアリングが工場生産ラインでたどった塗装工程を再現した塗装法を施しています。

当時物、日産純正ステアリングによくみられる「海老茶タイプ」は、家具造りで行われる、木の継ぎ目や、見栄えの悪い木目を消去し、奇麗な木目だけを浮かび上がらせる、ステアリングとしては少し珍しい工法で製作されています。
その塗装法を熟知しない限り、「覆刻再生」は不可能です。
当方は、その塗装法を伝授することができましたので、「復刻再生」が可能になりました。

これまで、木製ステアリングの「復刻再生」技術が存在せず、一千万円クラスのフルレストア車でも、古びた純正ステアリングが装着されて市販され、商品価値を下げていたのが現状です。
車の柱とも言えるのがステアリングですが、本品を装着していただけますと、ステアリングまで完璧なフルレストア車としていただく事ができますので、レストア車を製作されている業者の方や中古車販売業の方にもお勧め致します。

【オリジナルを超えるクオリティーで「復刻再生」しました 】
木製純正ステアリングは、ナルディー製といったブランド品と異なり、文字通り粗削りな面がありますが、当方は、ブランド品と同様に、一つ一つ時間を掛けて再生致しますので、ボス周辺やステアリング外周部など、大幅にクオリティーアップさせています。

【適合車種】
★ この度出品致しました品は、「ブルーバード 510 SSS  純正ステアリング」(直径 約405ミリ) を再生致しましたものですが、このステアリングは、ご存じのように、スカイライン、S30フェアレディーZなど、往年の名車に広く用いられています。
【適合車種】を調べてみましたが、自己責任でお願い致します。
●フェアレディZ S30型 (昭和44年8月~昭和53年8月)
●フェアレディZ S130型 (昭和53年8月~昭和58年8月)
●スカイライン  ハコスカ・C10型 (昭和43年8月~昭和47年9月)
●スカイライン  ケンメリ・C110型 (昭和47年9月~昭和52年8月)
●スカイライン  ジャパン・C210型 (昭和52年8月~昭和56年8月)
●ローレル    ブタケツ・S130型 (昭和47年4月~昭和52年1月)
●ブルーバード  510型 (昭和42年8月~昭和47年12月)
●ブルーバード  610型 (昭和46年8月~昭和51年7月)
●バイオレット  710型 (昭和48年1月~昭和52年4月)
●サニー     B310型 (昭和52年11月~昭和58年7月)
★サニー B110型 B120型 B210型 は取付け出来ません。
※2本のキャンセラーピンは、12時-6時の垂直になっています。
※一部の車両で、ウインカーキャンセラーが効かない場合がございますのでご了承ください。

【当時物、日産純正木製ステアリングは「海老茶色」「黄茶色」の二種類が存在します】


【この度、素材として用いた「ブルーバード 510 SSS  純正ステアリング」】


【メッキパーツの補修について】
S30Zのステアリングは、スポーク等にメッキが使われていない為、錆を研磨し、完璧な新品状態に再生できますが、ハコスカ、ブルーバード等は、メッキパーツが使われており、例外なく傷んでいますので、再メッキしない限り、完璧な再生は困難です。
当方は、末永く美しくご使用いただけますように、下記写真のように、出来る限りメッキパーツの修復に努めました。
特に、ボス外周は、グラインダー、手磨き等で完全にメッキを剥がしたうえで塗装を施しています。
また、ボスは、ダークグレーメタリックに塗装することにより、SSSだけでなく、ハコスカ、S30Z等のダットサンコンペ用ホーンパッドを装着した場合もフイットします。
ハコスカ等、スカイラインのステアリングのスポークは、ギンシボメッキですが、ほとんどの中古ステアリングに錆が発生し、修復困難ですので、当方は、再生を控えています。
本品は、ステンレス製で、稀に見る綺麗なスポークですので、ハコスカにもお勧め致します。


【ステアリング外周部のクオリティーをアップしました】
S30Zのステアリングの外周は、摩耗ではなく、新車の時から着色の無い、塗の薄い仕様になっています。(左写真)
本、改修品は、光沢を増強し、高級感のある鏡面仕上げにしています。(右写真)


【オリジナルを超えるクオリティーをご確認ください】


当時物で、これほど綺麗なステンレススポークに出逢えることは二度とないと思います。