復刻再生ステアリングとは


★純正中古ステアリングの塗膜をすべて剥ぎ取り一から塗装
★当時の工場生産ラインの着色塗装工程の再現による「復刻再生」の実現
★新車当時のステアリングの色艶を忠実に再現した「復刻再生」は、これまで誰も成しえなかった、当工房だけの秘伝の塗装技術です。

ステアリングまで完全なフルレストア車に!!
これまで、木製ステアリングの「復刻再生」技術が存在せず、一千万円クラスのフルレストア車でも、古びた純正ステアリング、あるいは社外品が装着されて市販され、商品価値を下げていたのが現状です。
本品を装着していただけますと、ステアリングまで完璧なフルレストア車としていただく事ができますので、レストア車を製作されている業者の方や中古車販売業の方にもお勧め致します。


★★★「復刻再生」は、当工房が世界で初めて実現した塗装技術です★★★
「復刻再生」とは、単に中古ステアリングを新しく再生するのではなく、新車に装着されていた純正ステアリング本来の色艶を忠実に再生したステアリングであり、現在、「復刻再生」に成功しているのは当工房だけです。
その証しとして、Google画像検索で「復刻再生ステアリング」と入力して頂きますと、当工房の作品が一番に表示されます。
宜しければ、下のリンクから御確認下さい。

 


■復刻再生に欠かせないのが、新車当時の色艶を、40年以上が経過した現在でも保ち続けている色見本(サンプル)となるステアリングの存在です。
当工房では、新車当時の色艶を保つ、S30フェアレディZの、「海老茶タイプ」と「黄茶色タイプ」の二本のステアリングを所有し、色見本(サンプル)として用いています。

【海老茶タイプ】


当方は、昭和51年 S31系フェアレディーZの最終モデル(GS31)を、新車で購入致しましたが、購入後、二か月程度でレザー製の純正ダットサンコンペステアリング(当時はスポーツコーナーステアリングと呼ばれていた)に換装いたしました。
取り外した、本、純正ステアリングは、約40年間、保管致しておりましたが、保管場所が、湿度、温度差の少ないリビングてしたのが幸いし、取り出してみると、新車当時と変わらない新しさが保たれていました。

【黄茶色タイプ】


当工房が「復刻再生ステアリング」を手掛けるようになって以来、毎日欠くことなくヤフオク!に注目致しておりましたところ、令和元年に、運よく、S30フェアレディーZの「黄茶色タイプ」のデッドストック(新品)が出品されましたので、落札させて頂きました。
ステアリングにはビニールカバー、箱付きという奇跡的出品でした。


上写真のように、当時の日産純正ステアリングは、同じステアリングに「海老茶タイプ」と「黄茶色タイプ」の2タイプが存在していました。
30フェアレディZのステアリングだけでなく、スカイライン(ハコスカ ケンメリ ジャパン) 、ローレル、510ブルーバード等も同様に、同じステアリングに2タイプが存在していました。
また、木製グリップの色調は、 S30フェアレディZのステアリング(上写真)と共通でした。

現存する、多くのステアリングは「海老茶タイプ」で、「黄茶色タイプ」には、滅多に出逢えないのが現状ですが、カタログては「黄茶色タイプ」が装着された写真が掲載されていました。
この点について、より詳しくお知りになりたい方は「黄茶色と海老茶色 考察」のページをご覧ください。



■復刻再生は、中古、純正ステアリングの、塗膜をすべてを剥ぎ取り、グリップ、スポークの研磨、ボス内部パーツのクリーンアップから始めます。


ボスやホーンボタンステーにメッキが施された、510ブルーバードステアリングは、将来的に錆やメッキの浮きが発生する恐れのないように、メッキも入念に剥ぎ取ります。



■復刻再生は、当時の製造ラインがたどった着色塗装工程を再現することで可能になります
一説によりますと、旧車ブームに着目し、復刻再生を試みた業者の方がいらっしゃいましたが、復刻再生には、当時の製造ラインを整える必要があり、それには700万円が必要とされ、断念されたという話がございます。
当工房は、これまで培ってきた、美術工芸品等の製造技術を駆使し、大規模な製造ラインを整えることなく、当時の製造ラインがたどった着色塗装工程を再現することにより、「復刻再生」を実現することに成功致しました。

この写真は、当工房が、復刻再生ステアリングを製作する上で、色見本・サンプルとして用いている、新車に装着されていた当時の色艶を今なお保っている、S30フェアレディZ 純正ステアリング、海老茶タイプです。
本来、日産純正ステアリング、海老茶タイプは、このように、朱色を帯びた海老茶色で、鏡面仕上げでしたが、現存する多くの中古ステアリングは、40年を超える経年劣化で、風合いの異なるものになっているものが少なくありません。

「復刻再生」は、すべての塗膜を剥ぎ取り、木地の状態から塗装を行いますが、木製ステアリングは、上写真のように、多くの木材を継ぎ合わせて製造されています。
また、低コストで大量生産された純正ステアリングがゆえに、ブランド品のような良質な木材が使われておらず、美しくない木目や、パテ埋めされた箇所も存在します。
その為、木製ステアリングの塗装は、木目を消すことなく、美しくない木目や木材の継ぎ目を消去する塗装技術(職人技)が必要不可欠です。

当時の、工場生産ラインがたどった、着色塗装工程を再現した「復刻再生」塗装技法を用いず、ニス塗りにより仕上げた場合は、上写真のように、オリジナルとは別物の風合いにり、美しくない木目や、木材の継ぎ目も、そのまま現れてしまいます。
また、ニスにもラッカー系とペイント系がありますが、高温になる車内環境では劣化しやすいものも存在しますので、ニスはステアリングには適していません。
当工房では、自動車のボディーと同種類の耐久性の高い塗料を使用致しておりますので、将来的に、補修が必要になった時も、自動車のボディーと同様に補修が可能ですので、安心して御使用頂けます。
※二液性ウレタン塗料は、油に対しての耐久性が高い反面、同種の二液性ウレタン塗料も含め、すべての塗料を受け付けず、補修ができないという致命的欠点がありますので、使用致しておりません。

【オリジナル(サンプル)に、忠実な色艶に復刻再生されていることを御確認下さい】

「S30 フェアレディZ 復刻再生品」



「510 ブルーバード 復刻再生品」

当工房は、これまで培ってきた美術工芸品当の製造技術を駆使し、当時の「工場生産ライン」がたどった着色塗装工程を再現することにより、写真のように、朱色を帯びた、新車に装着されていた当時そのままの色艶の「復刻再生」を実現しました。
しかも、オリジナルを超えるクオリティーに仕上がっていることが写真からもご確認頂けることと思います。

写真は、510ブルーバード純正ステアリングを復刻再生したものですが、当時の日産純正ステアリングの色調はフェアレディZ、ハコスカ、ローレルなど各車共通でした。

【ステアリング外周部のクオリティーをアップしました】
日産純正ステアリングの外周部は、摩耗ではなく、初めから塗りの薄い仕様(右写真)ですが、当工房では、この外周部も光沢を増強し、高級感のある鏡面仕上げにしています。(左写真)


【ボス周辺を滑らかに研磨しました】
S30フェアレディーZのボス外周部は、グラインダーでバリを削っただけの、文字通り粗削りな造りとなっていて凸凹していますかが、当工房は、この部分も入念に研磨し、大きくクオリティーアップさせています。



スポークやボスの塗膜もすべて剥ぎ取り、入念な研磨を行い、万全な防錆塗装を行っています。
僅か三本のスポークにプラサフスプレー缶の70パーセントを使用して塗り重ねています。


510ブルーバード純正ステアリングは、例外なく、ボスやホーンボタンステーに錆が発生し、メッキ剥がれも起こしていますので、当工房は、下写真のように、メッキも全て剥ぎ取り防錆塗装を行った上で上塗りをしています。


当工房で開発した、角度が自在に変えられる、電動回転台を用いることにより、均一で、強固な塗膜を実現しています。


||||||||||||||||||||||||||||||末永く安心して御使用いただけます|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||

●ニスを使用致しておりません。
ニスは、高温になる車内環境で劣化しやすい種類のものも存在し、重ね塗りすると、塗膜が溶けるチヂミという現象が起こりやすく、将来的に、リペアも困難です。

●二液性ウレタン塗料を使用致しておりません。
耐油性がある、強固な塗膜で知られる二液性ウレタン塗料ですが、硬化後の二液性ウレタン塗料の塗膜は、あらゆる種類の塗料を受け付けないものとなり、同じ種類の二液性ウレタン塗料でさえも受付ません。
あらゆる種類の塗料を受け付けない為、傷の修正といった、すべてのリペア作業が困難というのは致命的欠点です。

【トップコートに「ソフト 99ボデーペン クリア」を使用】
●トップコートは、自動車のボディーに使われているものと同じ種類の、クリアー塗料(ソフト 99ボデーペン クリア)を幾重にも塗り重ね、強固なものとしています。
※トップコートだけに300ml缶を一本半 、約450mlを使用しています。
自動車のボディーと同じ、クリアー塗料を用いていますので、万一傷つけた場合も、板金塗装屋さんでの修正や、トップコートの上塗りも可能ですので、末永く安心して御使用いただけます。
※塗料の専門家の「引っ掻きテスト」で、クリアー塗料「ソフト 99ボデーペン クリア」の塗膜は、①二液性ウレタン塗料と変わらない ②新車のボディーの塗膜より硬い という調査結果が出ています。

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電動回転台による研磨により、経年劣化で錆が発生したコンタクトプレートも、美しくよみがえります。
※個体差がございますのでご了承ください。(出品写真で御確認下さい)



【当工房所有のサンプルと比較して頂き、オリジナルの色艶に忠実に「復刻再生」されている事をご確認ください】





 

当工房は、これまで培ってきた美術工芸品製造等の経験を生かし、研究の末、ステアリング一本あたりに多くの製作時間を要するものの、大規模な製造ラインを必要としない方法で、新車に装着されていた当時の、本来の色艶を忠実に再現する「復刻再生」塗装技法を開発いたしました。

その結果、40年以上も昔のステアリングが、現代において新品状態で見ることができるという、ある意味、奇跡的と言っても過言ではない「復刻再生ステアリング」をご提供させていただくことが可能となりました。

最後までご覧いただきまして、誠にありがとうございました

宜しければ引き続き、「黄茶色と海老茶色 考察」「510ブルーバード用はハコスカにもお勧め」のページをご覧ください。